2023年2月9日より「ゲームボーイ Nintendo Switch Online」が配信され、 加入者はSwitchで遊べるようになりました。
この中のラインナップにあった「ゲームボーイギャラリー3」を一通り遊んだので感想を書いていきたいと思います。
- ゲームボーイギャラリー3とは
- ゲーム一覧
- 1.エッグ
- ・むかしモード
- ・いまモード
- 2.グリーンハウス
- ・むかしモード
- ・いまモード
- 3.タートルブリッジ
- ・むかしモード
- ・いまモード
- 4.マリオブラザーズ
- ・むかしモード
- ・いまモード
- 5.ドンキーコングJR.
- ・むかしモード
- ・いまモード
- 6.フラッグマン(星10個ぐらい集めると開放?)
- 7.ジャッジ(星20個ぐらい集めると開放?)
- 8.ライオン(星30個ぐらい集めると開放?)
- 9.スピットボールスパーキー(星40個ぐらい集めると開放?)
- 10.ドンキーコングⅡ(星50個ぐらい集めると開放?)
- おまけ.ひみつ2 ファイア
- まとめ
ゲームボーイギャラリー3とは
今回遊んだ「ゲームボーイギャラリー3」は1999年発売で、過去に出た「ゲーム&ウオッチ」シリーズの複数作品のリメイクと移植がされたゲームになっています。
昔のゲームですから基本的に単純なミニゲームですが、リメイクされた「いまモード」はゲーム性が追加されています。
任天堂の人気ゲーム「大乱闘スマッシュブラザーズ」シリーズを遊んだことがある人は、
Mr.ゲーム&ウオッチというキャラがいるのを知っている人もいるかもしれません。(スマブラ初代には出ていませんが)
このMr.ゲーム&ウオッチというキャラは任天堂が1980年から販売していた「ゲーム&ウオッチ」シリーズのゲームに出てくるキャラクターを基にしたファイターです。
このファイターの技はすべて「ゲーム&ウオッチ」シリーズのゲームをもとにしています。
「ゲームボーイギャラリー3」に収録されているゲームにも、スマブラの技に使用されたものがあり、スマブラを遊んでいる身としては元ネタを知ることができて面白かったです。
適当にプレイを配信しましたので興味ある方はこちらからどうぞ。
ゲーム一覧
まずゲームの数ですが、リメイクされたゲームは5つ
・エッグ
・グリーンハウス
・タートルブリッジ
これらはリメイクされたいまモードと原作そのままのむかしモードが収録されています。
またゲームでハイスコアをとるともらえるスターを集めると、さらに以下5つの、原作移植されたゲームが遊べるようになります。
・フラッグマン
・ジャッジ
・ライオン
・スピットボールスパーキー
・ドンキーコングⅡ
とりあえず全部遊んだので短評でも。
1.エッグ
・むかしモード
4羽の鶏が生む卵を落とさずに回収するゲーム、落としたら1ミス(親鳥?が見ていると0.5ミスらしい)で3ミスしたら終わり
卵1個回収につき1点、最高ランクとるには1000点必要であり卵を1000個取りきらないといけない…
かなりシンプルなゲームではあるが、500点ぐらいを超すとかなりテンポがよくなっていくので、リズム感はよい。 早くなってくると意外と遊べるかも
・いまモード
エッグリメイクはヨッシーが主人公になっている。マリオが焼いていると思われるクッキーを食べるゲーム。 クッキーには焼き加減があり、生焼け、いい焼き具合、焦げの3通り。 いい焼き具合のクッキーを食べると点が高く、さらに各々のクッキー対応するゲージが溜まり、ゲージが最大になるとヨッシーのクッキーが出る。 このヨッシーのクッキーを良い焼き具合で食べることができるとヨッシーが卵を産む。 卵が2つあるときにゲージを最大になると卵からチビヨッシーが生まれ、一つのラインを一定時間カバーしてくれる…
と言ったように、いろんな要素が追加されておりリメイクとはいえ結構別ゲー感がある。 クッキーを食べるテンポ感もよく、焼き加減の性質があることで食べるタイミングも重要。 さらには後半になると食べてはいけないボム兵も紛れ込んでくるといったように、かなり工夫が凝らされている。 個人的にこのソフトで一番好きなゲーム。テンポ感、ゲーム性がよく、欲張ってよい焼き具合まで待っていると落としてミスしてしまったり、 リスクリターンもあっていいです。後800点を超えたあたりになるととにかく早くなる。早いは面白い。 一回のゲームが短いので、ミスしてもリトライしやすく遊びやすいゲームです。
2.グリーンハウス
・むかしモード
Mr.ゲーム&ウオッチの弱攻撃。
四方に置かれた花を害虫から守るため、殺虫剤をまくゲーム。エッグが卵を待つゲームなら、グリーンハウスは虫に向かっていくゲームか。 「グリーンハウス」はマルチスクリーンであり2画面になっているのが特徴。(DSのご先祖様的な?タッチ機能とかはないですが)
上画面は芋虫が、下画面は蜘蛛が害虫として出てきて、芋虫は殺虫剤1回で倒せるが、蜘蛛は近くまで引き付けて倒すか押し返すかとなっている。(動画見てもらえばわかると思います)
上画面と下画面の移動が忙しく蜘蛛の対処も特殊性があるのでいろいろ考えるところがあるかも。後半になると結構ミスしました…
・いまモード
またヨッシーが主人公のゲームにリメイク。花を守るのは同じだが、敵がプロペラヘイホーとウッキィになっている。ヨッシーアイランド発売後なのでそれを元にキャラが変えられている様子。
ヨッシーはスイカノタネコウゲキで攻撃している様子。(公式文より)
プロペラヘイホーはいつでも攻撃できるがウッキィのいる場所は上に壁が配置されているため、下に降りてくるまで攻撃できない。 ウッキィに気を取られすぎないようにしなければならない。
スイカが道中に現れ、スイカを10個ためると火が吹けるようになる。火は蔦ごと燃やせるので、壁の裏にいるウッキィを攻撃できて便利。 上下移動の忙しさはそのままに、パワーアップやウッキィとの駆け引きなど追加され、いいリメイク。
3.タートルブリッジ
・むかしモード
スマブラの空中後ろ攻撃。原作では亀は持っていません。
名の通り、亀を橋代わりにして荷物を往復して運ぶゲーム。なんという発想。
亀は魚が来ると食べに沈んでしまい、亀がいない状態で飛び込んでしまうと溺れてしまいミス。
ゲームが進むと魚の出現率が増えるため、亀の潜水に注意する量が増える。
点について右に荷物を運んだら3点固定、そのあと左に帰ってくることができたらボーナス。 ボーナスは往復速度が速いほど高くなるようで、おそらく10点、8点、6点、4点、2点(うろ覚えです) 早く移動すればするほど短時間でスコアを稼げるので、1000点到達までのタイムアタックとかすると楽しいかも。(ほかのゲーム&ウオッチのゲームにも言えることですが)
逆に言うとスコアを気にせずプレイすると正直退屈かも。攻めないプレイもある程度できるため。確かGAMEAとGAMEBで難易度が異なり、GAMEAは真ん中に魚が湧かないらしく、本当に待ちプレイができてしまうはず。
荷物を届けようとしても受取人がいないこともしばしば。ちゃんと待っててくれよー。
攻めプレイを心がけるとそれなりに楽しめると思います。
・いまモード
キノピオが主人公となってリメイク。亀からあほーどりを渡るゲームとなり、マリオがピーチに渡すプレゼントをキノピオが運び役になるというもの。
基本的なゲーム性は一緒だが、いろいろ要素が追加。
・あほーどりは風船を割るようになった。早い風船と遅い風船があるので注意が必要。
・道中に紫の固定足場が追加。最初は乗ってても落下しないが、スコアが増えていくと、乗ったらカウントダウンが始まり0になると落下する時限式の落下床、さらにはちくわブロック(乗ったらすぐ落下)へと変化。
・コインの追加。コインをとるとスコアになるし。集めたコインが増えるとピーチに渡せるプレゼントが豪華になっていく。豪華なプレゼントを渡すとスコアもいっぱいもらえる。ミスをするとコイン枚数がリセットされ、プレゼントが普通に戻ってしまう。
・三段雲の足場。乗り続けると消えてしまい、往復が終わるまで復活しない。後半になると安全な足場が減ってくるので雲を使いこなすのも重要か。
効率よくスコアを稼ぐには豪華なアイテムが欲しいので、自然とミスをしないような動きになる。また、プレゼントを豪華にするにはコインを集めないといけないが、コインを集めるには不安定な足場に居続ける必要がある、といったリスクがある。真ん中には紫の足場と雲の足場があるが、スコアが増えると紫の足場が落ちる足場に変化するし、雲も乗り続けると消えてしまうため、最終的に安全な足場がなくなるように調整されている。
リスクリターンがしっかりあって、徐々に難易度が上がっていく感じが楽しいです。これもかなり好きなゲーム。
欲張ってコインを3枚取ろうとすると、その先のあほーどりがいなくて落下もしばしば。というか職場が川から空になっていてもっと危険になってませんか?
4.マリオブラザーズ
・むかしモード
マリオブラザーズがケーキをベルトコンベアーを使って運ぶゲーム。同名の下水道害虫駆除作業ゲームとは内容が異なります。
ベルトコンベアーが横ではなく上に重なるように並んでいて、折り返し作業をマリオたちが人力で行うというもの。 もうちょっと工場の作り方があったのでは…
ケーキは進むにしたがって変化していく様子が確認できる。 箱詰めしたケーキを8箱積んだらトラックが出荷するので、その間につかの間の休憩。
単純なゲームだが、数が増えてくると結構忙しくなってくるので、そこまで行ければ楽しいかな。
・いまモード
マリオブラザーズというゲームなので、そのままマリオとルイージが主人公のままリメイク。 内容もケーキをトラックに詰め込むゲームとほぼ同じ。イチゴがたっぷり乗ってることがグラフィックの向上でわかるように。
変更された点はトラックが出荷したラスターがたまり、5つたまるとボーナスになる点と、クッパが邪魔してベルトコンベアーを逆転する点。 左下、右上のレバーで元に戻すことができる。
クッパの邪魔が入ると混乱してケーキを落としちゃうかも。
ちなみに公式ページにあるゲームの紹介では、むかしモードは仲の良い兄弟だったが、いまモードではなぜか仲が悪くなっている… 以下参照
5.ドンキーコングJR.
・むかしモード
スマブラの空中下攻撃。キャラもドンキーコングJR.になるわけではない。
マリオがドンキーコングを捕まえたため。息子のドンキーコングJR,が助けるゲーム。スマブラの技名「ドンキーコングJR.」の元ネタ。
ワニや鳥が妨害してくる。檻を開けるための鍵は揺れていて、タイミングよくとると檻にカギを差しこむ。4回すると檻が開いてボーナス。 タイミングを誤ると落っこちてしまいミス。
シンプルなアクションゲームだが、後半になると敵の出現が激しくとても操作が忙しくなる。また、カギをとるタイミングは慣れないと結構難しいので緊張感があるかと思います。
また木の実をとると真下に落ちて、敵を倒すこともできる。一度に2体以上倒せると気持ちがいいし、スコアも結構もらえる。
このソフトに収録されているむかしモードのゲームの中では一番好きなゲームです。 スコア稼ぎが楽しく、テンポ感もいい。鍵をとるタイミングとかも気を付けなければいけないので、バランスよい難易度な気がします。
・いまモード
基本的なゲーム性は同じですが、ステージが3つに増えました。
敵はクリボー、プチパックン、キラー、後半にトゲゾーが出てきます。
鍵をとるとドンキーコングのところへ行くための足場が出現して檻を開けられるようになる。 織の直前の足場は出たり消えたりしてタイミングよく渡らないといけない。ただしむかしモードと異なり、足場からおいてもミスにはならないので少し優しくなっている。
元のゲームが面白いので、割とそのままのリメイクですが面白いです。 リンゴで連鎖のように敵を倒せるのもそのままでいいですね。
以上でまずはリメイク分のゲームの紹介になります。リメイクのアレンジも面白いものが多いです。
残りはハイスコアを取った時にもらえるスターを集めることで解放される隠しゲーム5つ+おまけの紹介。以下はリメイクではなく、原作そのままの移植となっています。
6.フラッグマン(星10個ぐらい集めると開放?)
スマブラの上強攻撃。原作みたいに足も使う、ことはありません。
フラッグマンは二つのゲームが遊べます。
一つ目は、フラッグマンが出した番号を記憶して、同じ順序に番号を返すゲーム。
例えば、フラッグマンが3を出すと3を返し、次はフラッグマン3→2なら、また3→2と返し、戻ってフラッグマン3→2→4…といった感じ。 覚える数列に新しい数が1個ずつ追加されていきます。数は1から4までの4通り。
公式サイトにも書かれていますが、音で覚えるとより覚えやすいかも。
二つ目はフラッグマンが出した番号に瞬時に返すゲーム。 単純な反射神経テストって感じですね。
スコアについて、収録されているゲームのほとんどは1000点取ることが目標(最高ランクで星5個もらえる)になっているが、フラッグマンと次のジャッジは例外でフラッグマンは25点で星5(最高ランク)となっている。
7.ジャッジ(星20個ぐらい集めると開放?)
スマブラの横必殺技。原作では9を出しても相手を吹っ飛ばすわけではない。
お互いに1から9までの値の札を出し、自分の札の値が相手の札の値より大きいか同じ値ならたたくことができ、手の値未満の値なら逃げる。 叩いてかぶってじゃんけんぽんの亜種みたいなゲーム。 スマブラでも1から9を出しながら相手をたたく技だが、9を出したときは絶大な威力を発揮する。 原作ではそういった要素は無いし、スコアが高いわけでもないが、9を出せば必ず相手を叩いてもよくなるという意味では最強の値といえる。 スコアについて、ジャッジは99点で星5(最高ランク)となっている。
結構瞬時の判断が大変でした。いかにお互いの値を素早く判断するか、慣れがものをいうかも。
8.ライオン(星30個ぐらい集めると開放?)
スマブラの横強攻撃。なぜ椅子を持ってるのに技名が「ライオン」なのかという疑問もこれで解決?
檻の中にいる二頭のライオンを檻から出さないように椅子で押し返すゲーム。(なんて職場なんだ)
檻といっても左右から簡単に出られるようになっているので、左右にそれぞれ人がいて彼らを操作してライオンを閉じ込める。
内容はそれだけ。ライオンを1回追い返すと2点もらえ、1000点を目指すので計500回押し返す必要がある。 特にボーナスとかもないのでかなり単調なゲーム。ただライオンがかなりフェイントをかけてくるので結構緊張感はあるかも。 常に気を張りながら2点を積み重ねていく、なかなかつかれるゲームでした。
ハラハラ感が楽しめるならありなゲームかも。ボーナスがなく時間がかかるのがネック。 自分がプレイしたときは25分かけて984点まで行ったのですが、そこで3ミスしてしまい終了… 1プレイに時間がかかってしまうので、リトライするのに腰が重くなってしまいます。
ライオンの絶えず来るフェイントがプレイヤーにストレスをかけ続けるのですが、それを乗り越えて1000点いってストレスから解放されたときはさぞ気持ちよかったんあろうなぁ… 話が少し脱線しますが、桜井政博さんがゲームには”ストレス”と”解消”が必要という話がありました。(かなりザックリとした要約、以下の動画で話されています)
そういう意味では、このゲームかなりストレスをかけてくる部分はあったなぁと思いました。 ライオンのフェイントによるストレスはハマる人はハマると思います。
9.スピットボールスパーキー(星40個ぐらい集めると開放?)
スマブラの空中上攻撃。口もラッパの形になっています。
ブロック崩しの亜種みたいなゲーム。ボールに息を吹きかけて上に飛ばし、ブロックに当てるとブロックが消滅する。すべてのブロックを無くせば面クリア。 息が届く範囲は決まっていて、一番下の灰色の範囲まで。ボールが頭をぶつけたとき、左3つのラインの場所にいたなら右下方向に、右3つのラインの場所なら左下方向に進む。 一番奥のブロックは2回ぶつけないと消えない。 よくあるブロック崩しという感じ。一度にたくさんのブロックを崩すみたいなテクも恐らくないため地味な作業になる。 後、邪魔をするように板が流れてきて、遮られるのがなかなかにストレス。
正直これはあんまりおもしろくないかな…
10.ドンキーコングⅡ(星50個ぐらい集めると開放?)
「ドンキーコングJR.」に似たようなゲーム。ルールも大体同じ。
下画面のカギを取ると上画面に鍵出現。上画面の鍵をとるとコングを縛っている4本の鎖の鍵のどれかを開けることができる。 これを4回繰り返して4本の鎖を外せばコング解放という流れ。
個人的には「ドンキーコングJR.」より難しいと感じました。上画面でコングのカギを開けた後は、また下画面に戻ってカギを取って…と上下移動が必要。 来た道を戻るときも敵に当たらないようにしないといけないのが結構大変。 敵はワニ、電気、鳥がいて、電気は頭をぶつける位置にいるのも厄介。 敵を倒す手段もないので、じっくり落ち着いて行動がするのが大切。
敵の動きを見極めるのが重要ですね。
おまけ.ひみつ2 ファイア
スマブラの上必殺技。跳ね上げてるのを強調するためか、担架が曲線になっている。
火災の起こったビルから飛び出す人々を担架で飛ばして救急車に乗せるゲーム。 「ゲームボーイギャラリー」(1作目)にも収録されている。
このゲームは高スコアをとっても星は手に入らず、純粋なゲームとして遊べる。シンプルなゲームだが、人が画面に増えていくとリズムゲームみたいに楽しくなるかも。
まとめ
以上がゲームボーイギャラリー3を遊んだ感想になります。
小さい画面に詰め込まれたゲームですが、遊びの工夫が凝らされていました。 特にいまモードは当時よりできることも増えているので、遊びの幅が広がっている気がします。 また、いまモードは音楽が追加されているのがいいですね。「グリーンハウス」「タートルブリッジ」が個人的に好きです。
Nintendo Switch Onlineに加入すればだれでも遊べるのでぜひ遊んでみてはいかがでしょうか。